最近ネット上で、母子家庭の生活保護で毎月27万円をもらっていて足りないと主張したり、なのに携帯代金が月25000円もかかっているとかいったニュースに対し、「贅沢だ」など批判の声が上がっているらしい。
福祉制度や支給額については、ケースバイケースであり様々な立場で意見があると思うので、ここでは深く話さないが、本人たちは節約のため、最大限頑張っているつもりなのだろうとは思う。自分の友人にも同じようなタイプがいるが、貧乏で毎日の食費を切り詰めており、どんな食事をしているのか聞くと
「お金が無いから、毎食100円マックかはなまるうどんか幸楽苑だよ」と言う。そこで自分が、自炊を勧めると
「炊飯器が高い」「一人暮らしだと自炊の方が高くつく」「調理器具を揃える金が無い」
と言うのだが、前述の母子家庭も多分同じようなものだろう。本人は最大限努力し頑張っていると信じているのだ。
当然ながら、器具は一度買えば数年は持つし、材料も余ったものを次の食事に使いまわしていけば、外食よりはるかに安い。こういう勘違いは、本人の家族に自炊をしている人がいなかったとか、生活環境によるものも大きいので、一概に「贅沢だ」と責めることは出来ないだろう。よく漫画やアニメ、ドラマの世界でさえ、貧乏暮らしの典型的な描写としてカップラーメンやハンバーガーを食べるシーンが出てくるが、こういうシーンを「節約した食生活」と誤解する人は多いだろう。本当の節約した食生活なら、豆腐屋でおからを1袋10円で買ってお惣菜を作るとか、安くてカサの大きいモヤシ、キャベツ、大根などで炒め物や煮物を作るシーンの方が正しいはずだ。カップラーメンやハンバーガーは安くても1個100円だろうが、自炊なら1個でなく1食で数十円で収まることもある。だが、工夫した自炊シーンは貧乏暮らしのイメージに合わないから、今まで使われなかっただけではなかろうか。
前述の母子家庭も友人も、そういうイメージが先行し、自炊という最高の節約術をうまく使いこなせずに今まで生きてきたのだろう。そういう意味では、たまたま自分は手料理の多い家庭で育ち、自炊に抵抗を持つことが無かったという幸運に恵まれただけなのだ。
当ブログを見ている方々にも自炊に誤解を持っている方々はいるかもしれないが、自分で食材を買い、持ち帰るのが面倒と言うなら、まずは宅配からでも食材をそろえ、適当に野菜を切って炒めて塩をかけるところから始めてみることをお勧めします。無理に料理本を見て凝った物を作る必要は無いのです。適当な料理でもそこそこ美味しいものです。特に米や料理酒、みりん、醤油など、重くてかさばるものはうまく宅配を利用して、手軽な自炊生活に役立てたいですね。
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